専門外来
理学療法
全国の精神科病院で働くリハビリ職は平成29年(2017年)の厚生労働省の調査では約7069名。職種別では理学療法士(PT)約234名、作業療法士(OT)約6776名、言語聴覚士(ST)約59名となっています。
近年では精神疾患の治療は身体機能が向上することで心に良い影響をもたらすという考え方が広まってきており、心と体を総合的に見る精神科病院が増えてきています。また、精神科病院では高齢の患者さんが増加傾向に有り、高齢の患者さんは長期の入院になると身体機能が低下しやすく、廃用症候群などになりかねず、転倒骨折のリスクも高まります。そうならないためにも、身体機能を低下させず維持、向上させるリハビリが必要となります。
当院では院長の理念の元、平成8年(1996年)より理学療法士が就労し身体リハビリを開始しています、当時では全国でも大変珍しいことでした。現在では4名の理学療法士が勤務し、精神科デイケア、認知症デイケアの利用者さまにもリハビリを提供しており、また訪問リハビリも行っています。
スタッフからの一言
当院に勤務して早20年を越え、患者様には様々な経験をさせていただきました。これからも今までの経験を活かし個々のニーズに沿ったリハビリを提供していきたいと思います。I.I
認知、心理、精神面にも配慮した訪問リハビリで皆様の生活のサポートをさせていただきます。H.M
患者様と共に自分も成長していきたいと思っています。一人一人に会ったリハビリを提供することで、患者様の生活が少しでも向上できるようにサポートしていきます。よろしくお願いします。A.K
高齢者や認知症の方々が抱えている身体的リスクや繊細な心情に配慮した接遇を心がけています。T.K